「大人げない大人になれ!
」 ダイヤモンド社 成毛 眞 著
いいねえ!好きだなあ、こういう人。というか、こういう人を目指してるな、おれは。
自然体でいいんだよと思わせられる。
題名の通り、大人げないことが道を切り拓くよといった内容。そこには、本質的なことも多く、だけど楽しいことでもある内容だ。生きるとはどういうことか。やはり、この一個の人間として存在する自分から物事を考えればおのずと出てくる生き方だ。世の中のことなんかどうでもいい。でも、それとのつながりは軽視しない。この一見矛盾する二つの共存。自分に素直に生きればそうなってくるのだ。
以下、気になった部分抜粋
大人げない大人になれ!
「変化に対応するだけでなく、変化を自ら創り出すことが求められる。」
「ビジネスの世界でも、自分の能力には、一見して釣り合わないようなリスクの高い仕事に挑戦しよう、という気概が重要だと思うのである。」
「ネオテニーという言葉の説明をしよう。この言葉は、動物が胎児や幼児の持つ特徴を保持したまま成長する過程を指したものであり、日本語では、幼形成熟や幼形進化などと訳される。」
「大人になるということは、自ら成長の歩を緩めてしまうことになりかねないのである。」
「あまのじゃくの考え方は、あえて否定することで意見対立の確信に迫っていくから有用なのである。これは物事の本質と言い換えてもよい。」
「周りが無駄なもの、余計なものだといっても、自分が良いと思えばとことんこだわるのである。こうして追及していくと、その間隔はおのずと人とはずれていくのだと思う。」
「誰だって本来持っている感覚が、人とまったく同じだということはない。」
「自分のことを売り込みたいのであれば、やはり自己中心でなければいけないと思う。相手を褒めて媚びるのではなく、相手に自分を褒めさせることを目指さなければならないのだ。」
「過激な発言で、次第にこいつは何をやるか分からないと恐れられるようになったからである。こうした人を目の当たりにすると、周囲の人間は理不尽なことをされたくないと思うようになるのだ。そして、はらはらすると同時に、この人は何か普通ではない奇跡を起こしてくれるかもしれない、と期待も入り混じった感情をもつようになる。」
「組織に新たな変革が求められる際には、多少の不満や反論は押しのけていくことが必要である。結果さえ見えれば、そうした不満はすぐに消える。そうすることで、すべての力を一つの方向に振り分けることが可能になるのだ。その核となるものには、小手先の論理や利害には揺るがない確固とした理不尽さが求められるのである。」
「単に新しいものだけをよしとせず、新旧を問わず柔軟な考えを保持することである。」
「人を惹きつけるようなことができるのは、子供のように簡単な言葉を使って、自分の考えと感情をストレートに表現できる大人げない人のはずである。」
「自分のやりたいことに向き合うことは、誰にでも出来ることである。あなたが今強いられている我慢は本当に必要なことなのか。」
「自分が持つ可能性を大事にしたいのであれば、目の前のことだけに没入し、何かしらの変化を察知するにつけ、次のベストを探すというスタンスを保持することが重要である。」
「若者たちは言葉のテクニックだけうまくなってしまい、その真意がよく読めないのではないか。こうした技術は、あくまで公式の場において余計なことをいわないためのものであって、個人の考えの基礎になるようなものではない。」
「若者の使命は新たなことに挑戦していくことである。そのためには、将来を楽観的に信じなければならないし、過去の独善的な考えに支配されてはいけないと思うのだ。こうした意味で、若者には、おじさんの言うことは9割が間違いだと考えてほしいというわけである。」
「強い刺激を受けると自分が持つ感度の上限と下限が広がっていくから、小さなことでは失敗とも成功とも感じなくなるのである。」
「子供や大人げない人たちは寄り道を好み、興味をひかれることがあると本題から外れていってしまう。」
「周りの環境に自分を無理に合わせたり、誰かの真似はしてこなかった。そんなことはできるわけがないと分かっていたからだ。」
「大人げなく生きるとは、どこまでも自分に素直に生きるということでもあるからだ。」
「集中が途切れ、ふと一休みした時は、心地よい疲労が体に残っている。」
「既存の体制に何か弱点があるとすれば、それをよく知っているのは、その体制の中で恩恵を受けている人だ。その仕組みがなぜ利を生むのかを理解し、これがいつまでも続くように守ろうと必死になっているからである。だから、こうした人たちは、その弱点に近づく人間に対しては烈火のごとく怒り出す。逆に的外れなところを突いている人には、ニヤニヤと笑いながら、まあ頑張りなさい、と声をかけるのである。」
「大人たちは普段冷静を装っているが、自分にとって致命的なことになると突然怒り出す。だから、大人や既存勢力を相手に戦おうと思えば、相手を怒らせるところまでやるぐらいが丁度いい。」
「どんな仕事でも、自分なりの工夫を加えれば楽しい遊びにすることはできるはずだ。」
「30代前半までは、給料の7割が本代、あとの2割がパソコン関係、最後の1割が生活費という具合であった。そのせいで生活の苦しい時代もあったが、今の自分があるのは、間違いなくこういったお金の使い方をしたおかげである。」
「時間があれば、その時々で思いついたことにしたがって熱中し、そのうちに飽きたり、他のことをしたくなってきたら我慢せずにすぐ次のことへ乗り換える。だから一点集中浮気型である。」
「一つのことに熱中していると、時間が濃縮され自然と他のことをするための時間ができてくる。そうすればまた思いついたことをやればいいのである。」
「本から刺激を受けることができれば、内容を覚えていなくても、おのずと自分そのものが変わってくるのである。」
「自分のスタイルを崩すことなく、世の中を少し斜めに構えながら楽しく生きたのである。」
「大事なことは、それが仕事であれ趣味であれ、真剣になって遊び尽くすことである。」
「目の前にある常識はまず疑い、自由に仮説を作ることが重要であることは疑う余地もないのだ。」
「これからの企業は、面白みのある経営哲学や環境を用意することで、誰よりも活躍する“大人げない人”を集めなければならない。」
「本を読んで人生に役立てようと思ったとたんに、なんだかつまらなくなってしまう。」
「カエサルは大人げなく、そして本質的な思考の持ち主だったようだ。」
大人げない大人になれ!
以上
またね***
」 ダイヤモンド社 成毛 眞 著
いいねえ!好きだなあ、こういう人。というか、こういう人を目指してるな、おれは。
自然体でいいんだよと思わせられる。
題名の通り、大人げないことが道を切り拓くよといった内容。そこには、本質的なことも多く、だけど楽しいことでもある内容だ。生きるとはどういうことか。やはり、この一個の人間として存在する自分から物事を考えればおのずと出てくる生き方だ。世の中のことなんかどうでもいい。でも、それとのつながりは軽視しない。この一見矛盾する二つの共存。自分に素直に生きればそうなってくるのだ。
以下、気になった部分抜粋
大人げない大人になれ!
「変化に対応するだけでなく、変化を自ら創り出すことが求められる。」
「ビジネスの世界でも、自分の能力には、一見して釣り合わないようなリスクの高い仕事に挑戦しよう、という気概が重要だと思うのである。」
「ネオテニーという言葉の説明をしよう。この言葉は、動物が胎児や幼児の持つ特徴を保持したまま成長する過程を指したものであり、日本語では、幼形成熟や幼形進化などと訳される。」
「大人になるということは、自ら成長の歩を緩めてしまうことになりかねないのである。」
「あまのじゃくの考え方は、あえて否定することで意見対立の確信に迫っていくから有用なのである。これは物事の本質と言い換えてもよい。」
「周りが無駄なもの、余計なものだといっても、自分が良いと思えばとことんこだわるのである。こうして追及していくと、その間隔はおのずと人とはずれていくのだと思う。」
「誰だって本来持っている感覚が、人とまったく同じだということはない。」
「自分のことを売り込みたいのであれば、やはり自己中心でなければいけないと思う。相手を褒めて媚びるのではなく、相手に自分を褒めさせることを目指さなければならないのだ。」
「過激な発言で、次第にこいつは何をやるか分からないと恐れられるようになったからである。こうした人を目の当たりにすると、周囲の人間は理不尽なことをされたくないと思うようになるのだ。そして、はらはらすると同時に、この人は何か普通ではない奇跡を起こしてくれるかもしれない、と期待も入り混じった感情をもつようになる。」
「組織に新たな変革が求められる際には、多少の不満や反論は押しのけていくことが必要である。結果さえ見えれば、そうした不満はすぐに消える。そうすることで、すべての力を一つの方向に振り分けることが可能になるのだ。その核となるものには、小手先の論理や利害には揺るがない確固とした理不尽さが求められるのである。」
「単に新しいものだけをよしとせず、新旧を問わず柔軟な考えを保持することである。」
「人を惹きつけるようなことができるのは、子供のように簡単な言葉を使って、自分の考えと感情をストレートに表現できる大人げない人のはずである。」
「自分のやりたいことに向き合うことは、誰にでも出来ることである。あなたが今強いられている我慢は本当に必要なことなのか。」
「自分が持つ可能性を大事にしたいのであれば、目の前のことだけに没入し、何かしらの変化を察知するにつけ、次のベストを探すというスタンスを保持することが重要である。」
「若者たちは言葉のテクニックだけうまくなってしまい、その真意がよく読めないのではないか。こうした技術は、あくまで公式の場において余計なことをいわないためのものであって、個人の考えの基礎になるようなものではない。」
「若者の使命は新たなことに挑戦していくことである。そのためには、将来を楽観的に信じなければならないし、過去の独善的な考えに支配されてはいけないと思うのだ。こうした意味で、若者には、おじさんの言うことは9割が間違いだと考えてほしいというわけである。」
「強い刺激を受けると自分が持つ感度の上限と下限が広がっていくから、小さなことでは失敗とも成功とも感じなくなるのである。」
「子供や大人げない人たちは寄り道を好み、興味をひかれることがあると本題から外れていってしまう。」
「周りの環境に自分を無理に合わせたり、誰かの真似はしてこなかった。そんなことはできるわけがないと分かっていたからだ。」
「大人げなく生きるとは、どこまでも自分に素直に生きるということでもあるからだ。」
「集中が途切れ、ふと一休みした時は、心地よい疲労が体に残っている。」
「既存の体制に何か弱点があるとすれば、それをよく知っているのは、その体制の中で恩恵を受けている人だ。その仕組みがなぜ利を生むのかを理解し、これがいつまでも続くように守ろうと必死になっているからである。だから、こうした人たちは、その弱点に近づく人間に対しては烈火のごとく怒り出す。逆に的外れなところを突いている人には、ニヤニヤと笑いながら、まあ頑張りなさい、と声をかけるのである。」
「大人たちは普段冷静を装っているが、自分にとって致命的なことになると突然怒り出す。だから、大人や既存勢力を相手に戦おうと思えば、相手を怒らせるところまでやるぐらいが丁度いい。」
「どんな仕事でも、自分なりの工夫を加えれば楽しい遊びにすることはできるはずだ。」
「30代前半までは、給料の7割が本代、あとの2割がパソコン関係、最後の1割が生活費という具合であった。そのせいで生活の苦しい時代もあったが、今の自分があるのは、間違いなくこういったお金の使い方をしたおかげである。」
「時間があれば、その時々で思いついたことにしたがって熱中し、そのうちに飽きたり、他のことをしたくなってきたら我慢せずにすぐ次のことへ乗り換える。だから一点集中浮気型である。」
「一つのことに熱中していると、時間が濃縮され自然と他のことをするための時間ができてくる。そうすればまた思いついたことをやればいいのである。」
「本から刺激を受けることができれば、内容を覚えていなくても、おのずと自分そのものが変わってくるのである。」
「自分のスタイルを崩すことなく、世の中を少し斜めに構えながら楽しく生きたのである。」
「大事なことは、それが仕事であれ趣味であれ、真剣になって遊び尽くすことである。」
「目の前にある常識はまず疑い、自由に仮説を作ることが重要であることは疑う余地もないのだ。」
「これからの企業は、面白みのある経営哲学や環境を用意することで、誰よりも活躍する“大人げない人”を集めなければならない。」
「本を読んで人生に役立てようと思ったとたんに、なんだかつまらなくなってしまう。」
「カエサルは大人げなく、そして本質的な思考の持ち主だったようだ。」
大人げない大人になれ!
以上
またね***
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