日本生命保険の就業不能保険の占める割合は小さい。就業不能保険は主力商品ではない。また、日生は業界大手ということも加味すると、その市場は小さいものと考えられる。そして、就業不能保険という性質も市場が小さい要因の一つと考えられる。こういった就業不能に対する保証は主に国が保証する分野という意識がある。だから、民間のそれに対する役割は少ない。
が、今回の新たな就業不能保険は、この分野が将来現在の約十倍の市場になるとの予想により開発されたもの。その始めのくさびが、「妊娠・出産に伴うけがや病気」、「心の病気」という新たな補償対象である。
保険:偶然の発生する事故によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が金銭を出し合い、その資金によって事故が発生したものに金銭を給付する制度。(wikipedia)
当たり前の話だが、将来偶然に起こる可能性の著しく低いものは保険商品にはならない。つまり、こんなことが起こっても世の中では驚かないこと。その驚かないことで、まだ保険の対象になってなく、将来そんな状況が続くだろうと予測のついたのが、「妊娠・出産に伴うけがや病気」、「心の病気」。
おそらく日生は、こういったことが起こる社会の流れ・構造を明らかにでき、その大きな社会の流れにある保険の役割(市場)を日生自身が活かせると踏んだのだろう。国と民間のすみわけも加味して。
今、子供を安心して産む環境が個人のコミュニティには少なく、同様に心の病を治す場もない。今まで、いろんなメディアで取り上げられてた事柄だが、大手保険会社が動いたことでぐっと現実味が帯びてきた。
以上
また、明日***
今日のaristotle quotes
「法律に理由なんてない。」
2009年3月13日金曜日
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2 件のコメント:
心の病気の保険って、どーゅー判断で保険が下りるんでしょぅか??
精神科では『鬱です』と自己申告すれば、書類を書いてくれる病院がザラにぁるそぅです。
保険の位置づけとして、
保険が下りる=病気が治りやすくなる、治るための1つの手段(?)
には出来ないんでしょうかね??
心の病で保険が下りるにもいろいろ条件があるそう。具体的には調べなかったが、その病気の状態や治る見込み、再発割合など、今までは心の病に関する情報が少なかったが、ある程度見通しの立つ情報がたまったから、今回保険の対象にできたと思う。
例えば、職場環境の悪い企業には心の病を対象にした保険は適用されにくいように思う。何度も再発する可能性が高く、割に合わないから。
そういう意味で、保険が下りるということは治る見込みのある環境であるといえる。
そして、心の病の性質から、保険があることで、経済的心の負担が減り、治療に専念できるという意味で、病気は治りやすくなるとは思う。だから、保険が下りる=病気が治りやすくなるという方程式はある程度当てはまるんじゃないかな。
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