2011年10月19日水曜日
自分を超える法(食べる読書66)
この手の自己啓発本は、たいてい同じことが書いてある。
こういうことすると成功するよと言ったノウハウに終始したりする。
この本もそういう形ではある。
思うのだが、もっとも大事なのは本書の内容を継続行動すること。
なのに、それに関してはどの自己啓発本も口を閉ざす。というより、本という形ではそれには関与できない。
こういう類の本は、感情の変化を与えるというより、もうすでに感情が高ぶっていて「何が何でもやってやるううう!!!」という人が読むのが効果があるのではないか。つまり、小説の様に感情の変化を売りにはしていない。今あなたの感じている感情を後押しするのが売りなのだろう。
だけどなあ…、感情というやつは常に変化し続けるんだよなあ…。
それをどうするかなんだが、著者はこう書いている。
「人生には自分の欲を満たす以上の何かがある、と気づくこと」
「感情面の成長が目指すのは”より多くの人への貢献”」
つまり、感情や欲の基準を自分がどうか?に置くのではなく、自分を超えたものに合わせるということ。すると、どんなに厳しいことが襲ってきてもほとんどブレずにいられる。と解釈した。
この本を実践するほどのモチベーションはあまりないのだが、良いことや本質がある。
特に、法則2の「お金のつくりかた」は参考になる。
物事にはタイミングがあるし、順序がある。こういう本が心に響かなかったからといってないがしろにせず、この本の言葉の意味が本当に腑に落ちるタイミングにこの本が手元にあるかという意味で、読んでて損はないだろうと思う。
以下抜粋
成功へのたった一つの答えは
不安定感に対処する能力を持つこと
行動のさなかでは、恐怖は消える
「不安定感に対処できるという絶対の安定感と確信」があれば、そのときから、あなたは全く違う人生を歩みます。
衝動を意識的にコントロールできないと孤独になります。そして、「重要感」を求めすぎると、本当に自分が求めている「愛とつながり」は、得られなくなってしまうのです。
すべて完璧で理想的な状況をつくり出すことが、人生の目的ではない
成長するための唯一の方法、それは、チャレンジすること。困難に立ち向かうことです!
ビジネスでは「想定外」が当たり前、
それを支えるのが「情熱」だ!
経営することと、その事業に必要な技術的な仕事をすることは、まったく別のスキル
人は感情でものごとを判断し、後から理屈をこじつけるもの
交渉の相手があなたの提案を断った場合に受け取る現金よりも、あなたの提供するもののほうが価値が高い、と相手が感じる様な提案をすること
とにかく「実際に動く」、
そして拒絶は前向きに受け止める
常に「決定権のある人」と交渉する
起業に必要なのは「資金」ではなく、よりよい「戦略」
私が目標を設定する目的は、それを達成するためではなく、そこに向かう過程で「自分がどのような人間になれるのか」を発見するためだからです。
人類に大きな貢献をした歴史上の人物が、どのようにその偉業を成し遂げたのかを知ること。それが、知性を養う方法です。
学び続け、成長し続けること
信仰とは、「参考情報や経験がない中で、何かを信頼すること」です。
あなたが日々無意識に、自然体でできていることの中には、実は世界に大きく貢献している様なことがある
ただ毎日精一杯、最高に自分らしく存在すること
無限の知性、あるいは生命が、あなたの魂が進む方向に調和した道を示そうと、常にあなたに囁いています。それは、必ず、あなたのもとにやってくるのです。
リーダーは、「ありのままの自分に心地よさを感じる」のです。
リーダーとは、人にどう思われようと構わない、自由な人たち
承認への欲求、他人から認められたいという欲求を自分から切り離す
人生は、「ほしいものを自動的に運んでくる」ことは決してない
集中するために絶対にしなければならないのは、「限られた時間内でどのような結果を得たいのかを明確にする事」です。
感情が存在している目的は、感情を感じるためである
評価し、レッテルをは貼れば貼るほど、頭で考えれば考えるほど、感情は力を持つ
いつも何かに圧倒されていると感じたり、うつ状態に沈んでいる人というのは、「自分のことばかり考えている場合」が多いのです。
「大切なもの」があるにもかかわらず、「それを感じたり手に入れたりする条件を、非常に厳しく設定している」のです。
あなたはすでに「1人でも幸せ」なのです。ですから、「幸せにしてもらおうと、必死に相手にしがみつく必要がない」のです。
人生で力を得るためにもっとも大切なことは、「外側で何が起ころうとも、すべてを自分の力にする経験に転換する能力」です。
力を与える世界観は、常に自分が選びとる
失敗することが不名誉ではないということを実行するためには、
あなたが「高いレベルでの確信」を持てる必要があります。
ビジネスをスタートするのに「お金」は必要ありません。
「よりよい質問」を自分自身に投げかける必要があります。
それは、「どうしたらより多くの価値を加えることが出来るのか?」という質問です。
自分自身であれ。他の人はもうみんな埋まっているから
以上
またね***
登録:
コメントの投稿 (Atom)
一枚の葉
今、私は死んだ。 そして、その瞬間、自我が生まれた。 私は、一個の生命体なのだ。もう死んでいるのだが。 死ぬことでようやく自己が確立するのか…。 空気抵抗というやつか。 自我が生まれたが、自身のコントロールは利かず、私はふらふらと空中を舞っているのだ。 私はこの樹の一部だった...
-
「竜馬がゆく」 文春文庫 司馬遼太郎 著 竜馬がゆく 全8巻セット (新装版) (文春文庫) ついに読み終わったあ~!!三ヵ月四カ月かかったかも…。八巻です。初めての歴史小説です。素晴らしい本に出会えました。というか、素晴らしい人物に会えました。竜馬に惹かれっぱ...
-
尺には尺を シェイクスピア全集 〔26〕 白水Uブックス (「…。どうだ痛い言葉だろう。」に対して) 「うん、その言葉が痛がっているところをみると、悪い病気がお前の口にきたようだな。今の自白を聞いたからには、俺は今後祝杯を回す時には先に失礼するぜ、お前が口をつけた杯に...
-
終わりよければすべてよし シェイクスピア全集 〔25〕 白水Uブックス 「神に吹き込まれた霊感も人間の息に吹き消されるのだ。人間は外見のみによって推し量るしかない、でも全知全能の神はまさかそうはなさるまい。天のご援助を人間の仕業だと思い込むとき、私たちは最も思いあがって...
0 件のコメント:
コメントを投稿