「宗教の名において平和を語り、教団の名において戦争をしてきたわけですから。このジレンマをどれだけ乗り越えることができるか。これからの宗教の課題ですね。」
三年前は、へぇ~そうなんだあと思ってメモった。
が、そうなの?宗教が何をしたかというより、人々にとって宗教がどんだけ自分の存在と結びついてたかじゃねぇ。
宗教が戦争してたのは、中世で、当時は宗教が社会の中心だった。だから、自分の宗教が社会的発言力を持つことがそのまま自分の存在肯定だった。
で、今は経済が世界の中心。だから、宗教が戦争の目的にはなりにくいのでは。
つまり、ルールの問題。我々は何を見て生活してるか。
これはいろんな言い方ができるな。概念・価値観・時代性など。
はい!ここで問題!!!
長年続いてきた宗教、例えば、キリスト教、仏教、イスラム教、ユダヤ教など、で同じ経典を学んでいる二人の信者がいます。一人は、現在西暦2009年に学んでいる。もう一人は、過去西暦820年に学んでいる。二人はそこから同じ真理を導き出すだろうか?あるいは、その経典から同じ内容を読み取れるだろうか?
考え中!考え中!考え中!考え中! 考え中!考え中!考え中! 考え中!考え中!考え中!
答!
二人に訊いてみたらわかるよ!
たとえタイムマシンがあったとして、二人に訊いても、異なる時代の異なる価値観の二人の真理をどうやって比較検討できるの?言葉の意味すら変わってるのに?その言葉は今の我々の言葉に直せるのなら別だが、それは無理。言葉をつくるバックボーンが違うから。同じ国でも。だから、古語から昔の人の価値観が読み取れる。
じゃあ、一度西暦820年で経典を学ぶ人生を送り、また生まれ変わって西暦2009年に学ぶ人生を送って、二つの人生を送ったあとに、二つの人生の記憶を比べてみるというのはどうだろう。
二つのことを同じとみなすには、それら二つを比べる”軸”がないといけない。以前、数は同じ次元であるということを話した。同じ次元じゃないと方程式は成り立たない。
この場合はどうだろう。二人に共通なのは経典だ。で?わかるのは、それぞれの時代で、宗教をおのおのの生活の中で重要な部分であるとみなし、生活していたということぐらいじゃないかな。彼らなりに真剣に生活していた。
人を比較する際、どこに”軸”を置けばいいか分からない。会社などでは人を比較するが、それはその人自身ではなく、その人の仕事の能力だ。だから、人の一部分を比べているにすぎない。
結局問題の答えはわからない。あるいは、そんなのわかるかぼけ!が答えかな。
長くなったが、上の引用文の「ジレンマを乗り越える」という部分。別に乗り越えなくていいだろと思う。宗教にとってその当時必要と当時の信者が決断しただけのこと。それが歴史を創ってきた。しかもそもそもジレンマなのか?とも思う。先輩たちのしりぬぐいはしないといけないが、それも含めての入信だろ。社会とかかわりたくないなら隠者の生活をするしかない。大事なのは我々も決断して歴史を創る責任があるということ。世間の人たちの印象を変えるという決断ならそれをすればいい。
以上
なんか、最後カッコイイこといったなあ、俺・・・・・・・・(^。^
また、明日***
2009年1月20日火曜日
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