「多くの専門家のように限定的観点から真剣に問題に向き合って説明してしまい、それで要点ないし論点が逃げてしまうのである。」
自分の知識を披露して終わるということかな?
自分の伝えることは何か?によって披露すべき知識は決まるし、その順序も決まる。
相手に要点や論点が逃げてると思われてるということは、今話している目的を両者が共有できてないからではないか。
そのためには、相手を知らないといけないし、自分を相手に教えないといけない。それが前提。
相手を認めるということ。
人は認めてもらいたいという欲求をだれでも持っている。しかもその欲求は結構強い。
なぜ、認めてもらいたいと思うのだろうと昔から考えてた。
約十年前の自分の答えだが、「自分の存在を存在たらしめるため」ではないかと考えてた。
言い換えると自分のこの肉体、この時間・この空間を占めている物体、の存在する確率をより高めること。
自分自身では自分の存在はわかるが、それだけでは一秒後、翌日、十年後存在してるかはわからない。
しかし、人間は集団動物だ。その理由も一人では自然の中では生きていけないからだと思うが、現在この高度に構成された人間社会にいる自分が今後も生きていくには、やはりその社会の一員にならなくてはいけない。
社会の中での自分の役割。自分がいなくなるとみんな困るぞぉ~という関係。
自分が今後も存在していく確率の最も高い状態がこれではないか。
だから、みんな勉強して社会の人たちに自分(の存在)を認めてもらおうとしているのではないかと思う。
以上が昔考えていた内容
と考えてみると、人が自分を認識するのは、肉体(三次元の世界)を一番目の教材として。あくまで肉体は、はじめの教材。
なぜなら、ソクラテス・プラトン・キリスト…などなど、肉体は滅びてもその存在は今なお、現在肉体のあるわれわれよりも光り輝いているからである。
つまり、私たち人間は、三次元の世界で生きてはいるが(肉体は三次元にあるが)、我々のやる行動は自分の肉体にのみ向けたものではない。ということ。
マズローの欲求段階説というのがある。
1:生理的欲求ー2:安全の欲求ー3:社会的欲求ー4:自我の欲求ー5:自己実現の欲求とあって、1から順にその欲求が満たされると次の欲求へと進んでいく。
この五つの中で目に見える物体を扱ってるのは、はじめの生理的欲求だけだろう。その後は、その人が何を見て生活しているかの大まかな区別ではないかなと思う。
で、最後の自己実現がまさに自分の存在を時空を超えて(三次元の世界を超えて)確かなものにした形なのだろう。
これが、相手を知ること・相手を認めることに使える。
相手の欲求がマズローの五段階でどこに位置するかが分かれば、自分のする行動もおのずと決まってくるだろうし、それをすることで相手は認められたと感じるだろう。
上に引用した言葉は、専門家の特徴が表れているし、自分も気をつけないといけないという思いでメモったもの。
そんな専門家と話す場に遭遇したらどうすればいいだろう?
「さすが専門家だけあってよくご存じですね。大変勉強になります。一つ相談したいことがあるのですがよろしいですか?」
相手の言動から相手は何を欲求しているかを読み、相手を認める。そして、質問を通して自分(の知りたいこと)を教える。といった具合に自分の知りたいことを相手に振ってみたらどうだろう。
コーチングの基礎です。
以上
最近考えなかったことを考えられてよかった。というか、そのための言葉集だけど。復習、復習。
また、明日***
2009年1月16日金曜日
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