2009年12月20日日曜日

バーチャルカンパニー

昨日、「バーチャルカンパニー大企業市場 in  愛知学院大学」に行ってきた。

学生たちがバーチャルカンパニーを作り、どんな事業をするかをプレゼン。そして、指南役とバーチャルカンパニーの問答が行われる。それで、指南役その他一般参加者からの投志金額を集めるというもの。

面白かった。

起業する際の考え方など参考になった。

①、理念と事業内容は一致しているか。
②、事業のコスト・流通・販売などは現実的か。

この二つが大事かなと感じた。どちらも満足にこたえられていたチームはなかったが、どちらか一方が優れていたら、どうにか投志したいと思わされた。実際、高額投志を得たチームは、どちらかが満足のいく内容だった。

理念と事業内容がしっかりしていて、でも販売コストなどは十分でないチームは、その事業に対する想いを語ってくれたので、どうにか応援したいという気にさせられた。

逆に理念などは個人的に弱いかなと思うが、コスト管理や販売方法など現実的に練られた商品を考えていたチームは、その内容だけで納得させられた。だから、投資しても回収できるだろうなと思わされた。

いい勉強になりました。

が、このイベントの最後に、大学生代表の方が話してたことがとても印象的だった。彼は他大学からの参加で投志役だったのですが、「指南役の方々はとてもいいことを言ってくださっていた。だけど、それを真剣に受け止め、メモしているメンバーがほとんど見られなかった。」と語ってくれてた。とても大事なことだよお。

ここで、バーチャルカンパニーメンバーがこの大企業市場においてどこに焦点を置いて参加したかがわかる。はっきり言ってこれは作られた市場だ。彼らは、この大企業市場をこなすことに焦点が当たっていたのだろう。だから、その場その場で真剣に全力で指南役の質問にも答えていた。だが、彼らの生きる”場”はここではないだろう。彼らの生きる”場”は未来にあるはずだ。だから、大学で学んでいるはずなのだ。大学生代表の人が言うように、彼らの当てるべき焦点は、「この大企業市場で、起業するにあたって学べることはすべて学ぶ」ではなかっただろうか。こういうとこに焦点が当たっていれば、代表の人が言うように、自然とメモを取っていたはずだ。

これは当日の私自身にもあてはまる。当日会場につくまでどういうことをするのか全く分からなかった。で、大体の大枠がわかってきたとこで、「ここから学べることは何だろう?」と考えた。この時点ですでに出遅れている。そこからいろいろ紆余曲折あり、結果としてどこに焦点を当てて参加したかというと、「指南役の人はどういう考えのもと、学生から情報を引き出そうとしているか?」である。指南役はある程度起業に対して深く精通しているという前提のもと、どう考えるのが起業するにあたって妥当かということを学ぼうというとこに焦点を定めたからである。

で、その結果が上に記した二つである。まあ、適切に導き出せたかは知らないが、普段できない視点から物事を見れたのが貴重だった。

他にもいろいろ考えたことはありますが、長くなるのでこの辺で終わります。

鵜飼先生、虫鹿さん、このような素晴らしい場を紹介してくださってありがとうございました。
楽しかったです。

以上
またね***

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