2009年2月28日土曜日

スピードスター1後

まず、記事の内容から。

中・東欧の金融機関・企業に金を与え、貸し渋りによる信用不安を防ぐ目的で、3兆円支援。

なぜ信用不安を防ぐ必要があるのか。

1989年のベルリンの壁崩壊による一連の東欧革命で、社会主義から資本主義に変わった東欧諸国。もちろん資本主義世界では劣等生。そこからいろいろ援助を受けながらどうにか経済力を付け、念願のEU加盟。加盟から高度経済成長をすることになる。

主な要因は三つ。
1:外国からの直接投資
2:EUからの経済的支援
3:その他(非関税障壁の除去、技術移転など)

しかし、そう簡単に経済格差は埋まらず、中・東欧はEU内では落ちこぼれの部類。おもな貿易は、工業分野で、多くがEU内への輸出。

中・東欧はEUへ巨大インフラ整備より、人的資源の発展に関する援助を加盟前後から要求していた。

が、EUとしてはお荷物を加入させるだけですでに経済的リスクを負っている。だから、すぐに結果の出やすい巨大インフラを中心に援助したのではないか。それだと、外資も得やすい。したがって、人の教育にはなかなか金をつぎ込めないのが現状ではないかと思う。しかし、教育がないと長期的安定は望めないのも事実。こういうジレンマもある。

そんな中、今回の金融危機。高度経済成長を支えてた外国からの投資がなくなるとEUの負担が一気に重くなり、それがきっかけとなり他の国の経済にも影響が及ぶことを恐れての今回の処置ではないかと考える。

そして、これは新たな金融システムを望むにことつながると思う。

記事で「国際的な協調融資によって金融危機が欧州全体に広がるのを防ぐ狙いがある。」とある。

つまり、中・東欧の経済政策にはシンジケートローンでないと調達しにくいほど大規模な資金が必要ということ。ま、だから巨大インフラなんだろうけど。

中・東欧の通貨急落は、格付け機関の格下げに反応した外資の引き揚げ。これにたいして、中・東欧政府は「実体経済を反映していない」と言っている。

その地域の人々の生活を見ず、数字を見て投資するかどうかが行われている。だから、実体経済から離れたお金の動きが起こる。矛盾するが、生活を金で評価できる何か基準のようなものの発明が求められていると思う。

以上
今の金融システムではうまく対応できないことは分かっているがどうすればいいか分からない状態なんだろうなということを感じた。そんな中どうするか。今はこのルールに従ってるが、いつでも捨てて、まだ安全も確認されてない何かに対して勇気をもって飛び込む必要はあるだろう。

そんなに集中が続かなくて疲れたよ。
おやすみ
また、明日***

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