「はじめに科学があるのではない。初めに正しさがあるのではない。科学に至る道、正しさに至る道を発見する知と行為の長い営み、一言でいえば“習慣”があるのだ。この歴史の中で蓄積された膨大な習慣を捨象して、一足とびに科学を、正しさを“実践”しようなどというのは、失敗と悲惨さを約束されているのである。」
うん。
ただ実った果実だけを手に入れるだけではダメ。その果実を創るのに多くの先人たちが創意工夫してその味、大きさにまで育てた。そしてそれを可能にするため多くの人がかかわっている。そのことを理解しないと、つい食品偽装に手を染め、失敗と悲惨を味わうことになる。
常に基本はマジョリティなんだと感ぜざるを得ない。常に大多数が正しいとは限らないが、時代は常に大多数なんだ。間違った判断もする。けど、大多数なんだ。これは大事だからそうなんだ。そういうルールというかどうしてもそうなってしまう。
新しい技術が開発されても、それが市民権を得るには長い時間がかかる。遺伝子組み換えは十年以上前から技術的に全然可能だが、いまだに食品の中では肩身が狭い。大多数に認められてないんだ。
私もこれまでの人生、大多数の人生ではなかった。現代の大多数の人生もそれまでの人々の習慣などによって、生活の変化などに影響を受けつつ出来上がってきたものだ。そこにはそれなりの理由がある。
それを一足とびに新しい人生を送ろうとしたところで失敗と悲惨が待ってるだけだ。
自分も混ざらないといけない。世間と混ざらないといけない。じゃないと、マジョリティの気持なんかわからない。それは失敗を意味する。
創業塾で日野先生はこう言ってた。
「アサヒはドライのコク・キレという価値をどう伝えたか?-いろんなとこで試飲させた。」
そしてこんなことも言っていた。
「いろんなことを地道にやっていけば成功する。」
ビジネスでもそうだ。ただ一足とびに声高に叫んだとこで誰も相手にしない。だから、マジョリティを利用・活用する。
それはどういうことか。アクションーリアクションサイクルの確立だと思う。いわゆるフィードバックできるかどうか。
アクション(自分):いろんなことをやる。リアクション(世間):自分の仕掛けたことに対する反応。アクション2(自分):リアクションを参考に、変化をつけて、再びアクション。リアクション2(世間):アクション2に対する反応。・・・。といった具合。
ま、てめえがほんとにやる気ならとっくにやってることだし当たり前のこと。
他のことに目がくらんでるようじゃ駄目だなと改めて感じる。
自分を大切に。いろいろやろう。ただあがくのではなく、自分の行動の結果に最後まで責任を持つように、一つ一つ、ゆっくりでもいいから、丁寧にやっていこう。
以上
笑顔でハッピーだあ!
また、明日***
2009年2月7日土曜日
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