2011年7月24日日曜日

クロックサイクルの速め方(食べる読書34)






脳機能学者苫米地秀人さんの著書。



「読書は、人生のゴールを達成しようと考えている人にとって、この上ない武器です。」


ということで、速読の効用を説いている本。




人が自由になるのは既存の知識とは違う新たな知識に触れることで、これまでの自分を変えて行けるときだ。言い換えれば、これまでの自分を相対化できるかである。それは、抽象度を上げることも意味している。



そのためには、膨大な量の本を読むこと。



だから、速読。




だけど、人は一日24時間しかない。…とそう思っている時点で、この考えに縛られている。





生物にはクロックサイクルがあり、それは脳の処理速度のこと。つまり、クロックサイクルを速くすれば、一日を48時間にもできる。





よって、クロックサイクルを速くし、速読をマスターすればより人生を自由に生きれます。





ちなみに、月に50冊程度の速読ではなく、月300冊のレベルで読んで劇的な効果あるよ。





というのが本書の内容かなと思う。本には他に、速読の方法やクロックサイクルの速め方などが載っておりとてもわかりやすい。




自分はまだまだくそみたいな量しか本を読んでいないということが分かった。




もっと楽に貪欲になります。





以下抜粋



知識を記憶に強くとどめるためには、それを読んだときに、自分の中にあるいろいろな認識のゲシュタルトのネットワークに結びつけ、具体的にイメージをつくっていくことが重要です。






「いい人」というのは、知識を発信しているのではありません。存在を発信しているのです。それが社会の役に立つということです。
読書は、そうした発信する存在になるための唯一の方法です。






自分にとって重要なことをやるというのは、勉強でも読書でもなく、趣味の世界です。






生み出される知識の量が、私たちが知識を吸収する速度をはるかに上回っているわけです。






本を読んでいるときに、著者が書いている一番抽象的なメッセージは何か、抽象的な知識は何かということを意識して読み、そのすべてを抽象化して手に入れるということです。





抽象度の高いところで知識を獲得する。






束縛を見つけるとは、見えないものを見るということです。私たちにそれを見えないようにしているスコトーマを外す、ということです。





自己責任をどう果たすかという判断は、圧倒的な情報量がないとなかなかつかないことです。






ほんの少しばかりやり方を変えるだけで、殻は簡単に破れます。その小さな試行錯誤によって、未来の形はどんどん変化していくということです。






「人格が高くてもお金は儲からないし、豊かにもならない。この世のすべてぶん取り合戦だ」と声高に主張する人が、どんなに自分たちだけの目先の利益獲得を主導したとしても、人々は最終的に、人格の高い人が示す抽象度の高い判断と方向性に立ち返っていくということです。




「頭が良い人」は、今まで見たことのない問題も解くことができるのです。彼らは過去問題集などやらなくても、その分野の基本的な参考書なり教科書を一冊読んでいるだけで、応用問題も解けてしまうのです。




以上
またね***







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