「悲しみはまず過去への方向定位から始まるが、それは私たちの感情や観念の衰弱でしかない。」
我々は時間と空間に支配される世界にいる。
我々は他者と意思疎通する際、言葉を使う。
すべての生物はその環境でどう生きるかをすでにその生命活動によって表している。
つまり、自分の周りの環境を概念としてだけでなく、体(長い長い時間をかけて進化してきた)でも理解しないと生きていけない。
人間は、言葉によって集団を形成し、ここまで生きてきた。
とすると、言葉は我々の身の周りのことを表す道具といえる。
で、時間と空間の世界にいるから、時間と空間のことを表すということをどの言葉も内包していると考えられる。
上の引用は、悲しみというのはその場の感情だけではなく、過去に目をみけてることも意味していると言っている。というか、過去へ目を向けることから悲しみは生じるのだと。で、それは感覚や観念の衰弱であると言ってる。
ここから何がわかるだろうか。
生きるとは、時間を食べるととらえていいだろうか。長生きはより多くの時間を食ってる。
時間も一種のエネルギーだ。つーことは、我々のエネルギー摂取は、食物からだけではなく、時間からも得ていることになる。
食事をするのは、今日一日をしっかり過ごすため。ちゃんとした食事は、そのエネルギーで自分にできることをするため。いわゆる未来への投資。
なら、時間を食うことはどうなるだろう。未来への投資?今から食う時間が未来なのに未来への投資…?
時間を食うことが生きることなら、過去はうんこか。消化しきれなかったもの。
なるほど、その時で自分の血となり肉となりえなかったもの。悲しむというのは、あられちゃんみたいにうんこをつんつんしてるんだ。
その時、われわれは何をしているだろう。時間を食べてるのか?つんつんしながらも飯を食ってる。糞に未練たらたらなのに、今後のためにちゃんとエネルギー摂取してる?
これが本当なら、ただのマスターベーションだな。
昔テレビで間かんぺいさんが、超長距離マラソンでのことを話していた。よく覚えていないが、何日も一日中走るらしい。食事も走りながら。で、トイレはどうしてたかというと、うんこは出ないらしいんだ。そこまでエネルギーを使うと出すものがなくなるみたい。すげえ~、そうなんだと思って記憶にある。
つまりそういうことだな。忙しくしていれば、悲しむひまなんかない。これは、D・カーネギーもいってる。
食え。後ろから出るものなんか気にするな。残りかすに用はない。
だから、口は前にあり、けつは後ろにある。過去の方を見てたら、時間は食えないんだよな。それは、死んでるということ。エネルギー摂取できないから。
普段使ってる言葉が何を表すのか。考えてみるのもいい。
ちなみに、よく言うパラドックスの答えは、言葉がどれほど忠実にこの世の中を表現できるのかだと思っている。
新約聖書に「In the beginning was the Word,and the Word was with God,and the Word was God.]とある。
まさに言葉ありき。世界を表現する言葉がないと何にもならない。そして、それは、世界を創った神の存在をも表わすということなのだろう。だから、言葉は神と言っているのではないかと思う。
以上
いただきます。いつでもどこでも、いただきます。ごめんだけど、食われちゃってください。
また、明日***
2009年1月30日金曜日
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